応用物理学会東海支部では、例年、支部会員が提案し、かつ多くの会員に有益であると判断した研究会を多数、共催もしくは後援するとともに、開催経費の一部負担も行っている。対象とする研究会の提案は、広く支部会員一般から募っている。しかし、支部会員が制度を活用して申請された場合にのみ対象となるため、結果として研究領域のバランスが、必ずしも支部全体の研究活動を反映しない場合もある。そこで、2015年度より、東海地区の研究開発活動の一層の活性化に資することを目的に、支部でも主体的に、タイムリーでかつ多くの支部会員に興味を持っていただける研究会を企画することとなった。以下に、これまでの開催実績を示す。
第2回研究会
テーマ:
TEL:052-789-3819
日時:2016年4月 21日(木 )
場所:名古屋大学 ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー3階ベンチャーホール
趣旨:
企業の若手技術者、研究者、大学院生にむけて機能性酸化物材料や薄膜のナノ・制御技術に関して、基礎から最先端まで網羅したセミナーを開催する。酸化物系材料や薄膜の近年の発展により、様々な機能性が提案され、さらにその応用機器の実用が見えてきました。これらの材料はナノ構造を制御よくデザインしたことにより高機能性が展開されてきているものです。そこで、これらの機能性酸化物材料や薄膜、及びその周辺技術の展開に関する研究会を企画しました。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
プログラム:
13:00-13:10 開会の辞 西澤 典彦(名古屋大学)
13:10-13:50 酸化物超伝導薄膜の結晶成長と電力応用への展開 一野 祐亮(名古屋大学)
13:50-14:30 低次元ナノスケール構造の特異な境界条件を利用した強誘電体の分極制御 山田 智明(名古屋大学)
14:50-15:30 ナノロッド導入高温超伝導薄膜の磁束ピンニングと磁束相図 土屋 雄司(東北大学)
15:30-16:10 熱電材料開発の現状と酸化物熱電材料の可能性 竹内 恒博(豊田工大)
16:10-16:20 閉会の辞 吉田 隆(名古屋大学)
第1回研究会(応用物理学会東海支部50周年記念研究会)
テーマ:「バイオメディカルエレクトロニクス」
日時:2015年12月11日(金)13:00~16:10
場所:ホテル名古屋ガーデンパレス
趣旨:
企業の若手技術者、研究者、大学院生にむけてバイオ・医療応用エレクトロニクスに関して、基礎から最先端まで網羅した研究会を開催する。基盤技術から応用に特化した応用技術まで幅広いテーマにおいて講演を開催する。
プログラム:
13:00-13:10 開会の辞
13:10-13:50 イオンイメージセンサ開発と医療分野展開 潔田 和明(豊橋技科大)
13:50-14:30 ウエアラプルヘルスケア応用超低消費電力SOCの開発 和泉 懐太郎(神戸大)
[休憩]
14:40-15:20 ラボ・オン・プレイン技術:埋め込み型デバイスが拓く生物学・医学研究 竹原 宏明(NAIST)
15:20-16:00 化学集積回路とその医療応用 中里 和郎(名古屋大)
16:00-16:10 閉会の辞