第34回 上田記念講演会
「アフターデジタルによる社会変革と応用物理」
2019年に発生した新型コロナウイルス感染症(国際正式名称:COVID-19)は、2020年に入り猛威を振るい、全世界では驚異的な感染者数や死者数を記録するだけでなく、社会システムの問題点も浮き彫りにしつつある。その中でも日本では特に社会システムのデジタル化遅延が顕在化し、デジタル庁によるデジタル化の推進が期待されている。このデジタル化を推進するにあたり、デジタル化した後の社会の在り方を考えた「アフターデジタル」の視点が重要であると指摘されている。このようなアフターデジタルの視点から創出される科学技術は各種手続きのみならず医療をはじめとする身の回りの社会環境を大きく変革しうると注目を集めている。
本講演会では、デジタル国家として世界を先導するエストニアの現状と将来展望、日本での医療のデジタル化の現状と将来展望を報告いただき、それぞれの将来展望からアフターデジタルのための現状の課題とそれに対して応用物理学の果たしうる役割について議論する。
場所 Web:Zoomウェビナー開催
日時 2021年1月9日(土) 13:30~16:50
プログラム
13:30-15:00
『エストニアにおけるデジタル国家の現状と将来展望』
ラウル アリキヴィ(Raul Allikivi) 氏
日本・エストニア/EUデジタルソサエティ推進協議会 理事
谷口 政秀 氏、㈱イトーキオフィス総合研究所 所長
15:20-16:50
『日本のデジタル医療の現状と将来展望』
大山 慎太郎 氏、名古屋大学医学部附属病院メディカルITセンター 特任助教
参加費:無料
参加申込:下記連絡先に、氏名・所属・連絡先をお知らせください。
申込期限: 2021年1月5日(火)
連絡先
〒464-8603 名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院工学研究科 生田博志研究室内
応用物理学会東海支部事務局 加藤 園美
TEL:052-789-4462(直通) E:mail:secretariat@tokai.jsap.or.jp