2023年4月1日より、応用物理学会東海支部の支部長を拝命しました、名城大学の伊藤と申します。
東海支部は、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県および山梨県の企業や大学に所属する応用物理学会の2,000名を超える会員で構成されており、講演会やセミナーを通して支部に在籍する会員の研究・開発活動を支援すること、および理科啓発などの社会貢献活動を行うことを目的として活動しております。
具体的には、電子顕微鏡、回折結晶学、超微粒子研究などで応用物理学会に貢献された故上田良二先生の遺志を継いだ上田記念講演会の開催(2023年で36回目)、東海支部創立60周年記念事業の一つとして若手研究者の研究会活動や学生主体の東海地区スチューデントチャプター(SC)の講演会活動の積極的支援、企業の若手研究者や学生を主な対象とした基礎セミナーを行っています。また、小中高校生やその教員を対象とし、実験工作の体験学習を通して理科や最新の科学技術に親しむリフレッシュ理科教室(2023年で26回目)、コロナ禍で始めたリモート理科教室を積極的に開催しています。
ようやく新型コロナウイルス感染症の流行が収まりつつあります。今後はコロナ禍で滞っていた対面での講演会やセミナーなどを復活させ、オンラインだけでは伝えることが難しかった対面ならではの企画を充実させ、支部の活動をさらに発展させ推進する所存です。
今後も支部会員および賛助会員の皆様から忌憚のないご意見をいただき、それを支部活動・支部運営に反映させていく所存ですので、皆様のご支援とご協力を賜れれば幸いです。
支部長 伊藤 昌文(名城大学)